【2023年版】入学前の無料相談・カウンセリングで絶対に聞いておくべきこと

無料相談の際 おすすめスクール
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多くのスクールでは入学前に無料の相談会やカウンセリングを行っています。無料の相談会では遠慮せずに自分の疑問や不安点を必ず聞くようにしましょう。こんなことを聞いたら恥ずかしいという考えはもたずに、今後、高いお金を払う可能性がある訳ですから、必ず疑問点はクリアにするように心がけてください。(もちろん自分で調べられることは自分で調べてから相談会にのぞみましょう)以下に無料相談会で聞いておくとよい項目をまとめました。

  1. 受講料はいくらか?(ウェブページに書いていない場合)
  2. どんな言語を教えてくれるのか?(ウェブページに書いていない場合)
  3. その言語はどんなところで使われるのか?
  4. その言語は今後も広く使われるのか?
  5. その言語のプログラマの平均年収は?
  6. 仮にスクール卒業後、就職できなかったときは返金システムがあるか?
  7. 途中で離脱してしまう人を防ぐ対策はありますか?
  8. 入学前に卒業生の人と話す機会はありますか?
  9. 担当の講師とそりが合わない場合は変えてもらえますか?
  10. などなど

一つ一つの質問の意図を説明していきますね。

受講料はいくらか?(ウェブページに書いていない場合)

これは一番気になるポイントですよね。無料のスクールを除くと10万〜50万ぐらいの授業料がかかるところが多いです。高いところだと100万に近い金額のところもあります。高い授業料には長期間の学習でクオリティも高いなどの理由があるのですが、やっぱり高いと少し腰がひけますよね。また分割払いは可能か?厚生省・専門実践教育訓練給付制度の対象コースなどか?なども忘れずに聞いておきましょう。

どんな言語を教えてくれるのか?(ウェブページに書いていない場合)

これはお金の次に大事なポイントです。プログラムというのは根っこのところの考えは同じなのですが言語によって作法やルールが異なります。本当は薬学の勉強をしたいのに法学部に行ってしまうとかなりの遠回りになってしまいますよね。それと同じで自分がどんなことをしたいのか、そのしたいことを実現するのに近いプログラム言語はなにか?ということは非常に大事です。ここは率直に相談するのがベストです。

その言語はどんなところで使われるのか?

例えばPHPやRubyを勉強するコースを選んだときに、その言語はどんなところで使われているのか?聞くことをオススメします。もちろん入学前なので、聞いた回答をすべては理解できないと思いますが、こんなサイトに使われているんだ、とわかるだけで自分でも将来こんなサイトが作れるかも、というイメージが湧いてきます。

その言語は今後も広く使われるのか?

この質問は誰にもわからない質問なのですが、今から20年以上も前、私はCGIというインターフェイスを利用していました。その当時、CGIを利用してWebページのカウンターや掲示板などを作っていました。今、CGIと言って分かる人は年配者の人だと思います。IT業界は新しい技術が現れると古くなったものは当然使われなくなります。相談会ではこの言語の利用者は増えていますか?減っていますか?のように軽い感じで聞くのがいいと思います。念の為いうと、古くなった言語でもベース部分を理解していれば次の言語でもある程度は使えるようになりますので、まったく無駄という訳ではありません。

その言語のプログラマの平均年収は?

自己啓発のためにプログラミングスクールに通う人を除き、ほとんどの人は仕事としてプログラムを身につけたいはずです。そうなると、当然、卒業後の年収が気になりますね。Rubyを覚えた20代後半のプログラマの平均年収は?というような質問をしてみるのがいいと思います。当然ですが、人それぞれなのはわかっているのですが、とりあえず平均年収は知りたいですよね。以下はTECH Streetが発表した年代別・言語別の平均年収です。プログラマ平均年収の記事を読む

エンジニアの年収実態調査
出典:TECH Street

仮にスクール卒業後、就職できなかったときは返金システムがあるか?

スクールによっては卒業後、万が一就職できなかった場合は授業料を返金してくれるシステムを採用してくれているスクールもあります。就職できないことを望むこと自体はナンセンスですが、仮の話として、もし就職できなかったときの返金システムの条件などについては最初に確認をしておいたほうがいいでしょう。

途中で離脱してしまう人を防ぐ対策はありますか?

プログラミングスクールでは最後まで完走することは大事なことの一つです。自分で書籍などを利用してプログラムの勉強をしていると多くの人は途中でつまずき、そのポイントでかなりの時間を使ってしまい、最終的にはそこでプログラム学習を辞めてしまいます。書籍自体に誤植があったり、書籍で説明している環境と自分の環境が少しでも異なると説明しているUIが異なり、???となるのはよく理解できるのです。

プログラミングスクールでもわからなくなると途中で離脱したくなる気持ちはわかります。多くのスクールはそういった人の気持ちを考えてメンターやカウンセラーを配置して、離脱を防ぎモチベーションを保つ制度を入れています。そのあたりについても聞いてみましょう。

入学前に卒業生の人と話す機会はありますか?

実際にそのスクールの卒業生の方と話ができると非常に参考になりますよ。WEBページで実際の卒業生の声を掲載してくれているサイトもありますが、ないサイトもあります。何か生の声で参考になる資料や機会はありますか?と聞いてみましょう。

担当の講師とそりが合わない場合は変えてもらえますか?

人間が人間に教えるので、どうしても合う、合わないは出てきます。そんなとき、メンターに相談して先生を変えてもらうことは可能なのか?など聞いてみましょう。教えてくれる先生との相性は非常に大事なので、この点は最初に確認しておきましょう。

他にも

他にも気になる点は遠慮なく聞くようにしましょう。

この記事の執筆者
プログラミングスクール比較編集部
CTO

大手からベンチャーのIT企業に務めて20年以上。その間、プログラマ、プロデューサー、役員などを経験。転職は数回経験。会社の社長が技術出身か営業出身かで会社の文化ややり方が全く違うことを痛感しました。プログラマの人には技術出身の社長の会社への転職をできる限りオススメします。(ケースバイケースですが)いつか仲間たちと一緒にプログラミングスクールを経営することを考えています。現在、色々なプログラミングスクールの分析や研究をしています。分析や研究で皆さんのお役に立ちそうなことがありましたら、どんどんシェアしていきます。

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