プログラマの平均年収っていくらなんだろう?と疑問に思ったことはないでしょうか?せっかくプログラミングスクールに通って就職ができたとしてもお給料が安いとだんだんやる気もなくなってくるのは理解できます。プログラムスクールに通う前にプログラマの平均年収について調べてみましょう。
プログラマの年収は調査団体や調査方法によって異なります。求人サイトが出す年収の数字は募集している仕事の平均を取るので、募集がない業種の場合はあまり正確ではない一方、今募集がされている仕事の年収がわかるというメリットもあります。価格コムが運営する求人ボックスによると、2022年現在での平均年収は428万円と推定されています。(全体の給与幅としては323〜845万円)
このサイトでも紹介しているプログラミングスクール侍エンジニアを運営している株式会社SAMURAIが2022年7月に現役エンジニア100名を対象に「エンジニアの年収実態調査」を実施しました。アンケート調査の場合はアンケート回答数の母数が小さくなりがちですが、今、仕事中のエンジニアの生の声を聞くことができるので、これはこれで非常にメリットがあります。また株式会社SAMURAIのアンケートは言語別の年収調査もしているので、これからどんな言語を学習しようか、と迷っている人には非常に参考になると思います。
現役エンジニア100名の平均年収は?
現役エンジニア100名を対象に平均年収を調査したところ、「400万円以上」が最多の29%、次いで「300万円以上」が25%となりました。半数以上のエンジニアが「300万円以上」の年収であることがわかります。
雇用形態別のエンジニアの平均年収は?
次に、雇用形態別のエンジニアの平均年収を調査したところ、「会社員」かつ「男性」が最高値であることがわかりました。会社員の場合、男性と女性の間では「約60万円」の平均年収差があることもわかります。一方、フリーランスの場合には、男女間で「約367万円」の平均年収差があることがわかります。
地域別のエンジニアの平均年収は?
地域別のエンジニアの平均年収を調査したところ、「首都圏以外」かつ「女性」が最高値であることがわかりました。男性の場合、首都圏かそれ以外の地域かで「約68万円」の平均年収差が、女性の場合には「約233万円」の平均年収差がありました。なぜ首都圏以外の女性の年収が高いのか、の正確な理由がわからないのですが、首都圏以外の地域では女性のプログラマは少なく貴重なのかもしれませんね。
年代別のエンジニアの平均年収は?
年代別のエンジニアの平均年収を調査したところ、男性は「30代」と「40代」がほぼ横ばいですが、女性は「20代」が最も平均年収が高く、「30代」になると約215万円平均年収が下がっていることがわかります。
プログラミング言語別のエンジニアの平均年収?
プログラミング言語別のエンジニアの平均年収を調査したところ、僅差で「Swift」が最高値という結果でした。一方、最低値は「JavaScript」で、男女合わせた全体の平均年収はSwiftとJavaScriptで「約129万円」の差がありました。
少し古いデータですが、別の調査(TECH Street)では年代別と言語別の年収を表にしてくれた資料を公開しました。
勤続年数によるエンジニアの平均年収は?
また、勤続年数によるエンジニアの平均年収を調査したところ、性別を問わず年収は「上昇傾向」であることが判明しています。さらに女性の場合、勤続が「8年以上」に到達すると、男性の平均年収を上回っていくことも明らかになりました。
■調査概要
調査概要 :エンジニアの年収実態調査
調査期間 :2021年8月20日〜2021年8月31日
対象者 :クラウドワークスに登録している現役エンジニア
有効回答数:100
調査媒体 :クラウドワークス
本調査に関する「SAMURAI ENGINEER Blog」
記事:https://www.sejuku.net/blog/166643